発見の重要性が浮き彫りになった。小林麻央さんは人間ドックで「五分五分でがん」と指摘されたが、再検査では経過観察となり、生検は行われなかった。その後、左乳房のしこりが見つかり、処置を受けたものの、本格的な治療は行われなかった。2年後にがんはステージ4に進行していた。遺伝子検査では陰性と出たが、他の遺伝子に未解明の可能性もあるという。家族性の乳がんは全体の5〜10％程度であり、30代で発症した場合は遺伝性を疑うべきだと言われている。麻央さんにはいくつかの治療法が試されたが、すべて後手に回った。診断と治療の遅れに加え、病気の進行も早かった。早期発見の重要性が示された。
