私は怒りに震えていた。ウトメがこんなことをするとは思ってもいなかった。娘に罪はない。彼女はまだ食べ物の味もわからない年齢だった。私はウトメに向かって、「これが普通なんですか?私たちが大事に大事に育ててきた娘をこんなに危険なものにさらすことが普通なんですか?」と怒鳴りつけた。 しかしウトメは頑なに自分たちが正しいと信じていた。私たちが育てる子育てとは違うと思っているようだった。私たちはウトメの子育てをほめる気など全くなかった。彼らの過去が彼らを正しいと思わせるなど、とんでもないことだった。 この一件以来、ウトメとの関係は険悪になってしまった。私たちは娘を守るため、彼らとは距離を置くことに決めたのだった。